<中日5−11ヤクルト>◇18日◇バンテリンドーム

ヤクルト高津臣吾監督(55)が、今季初勝利を挙げた高橋奎二投手(26)にお怒りだった。初回以外、毎回安打の投球。4点リードの3回には、先頭で迎えた相手先発の柳に左中間への二塁打を許し、そこから3失点した。

結果的に5回8安打3失点で勝利投手となったが、高津監督は「粘ったのかどうかよくわかんないけども、ピリッとしないね。向こうの投手と別に比べるわけじゃないけど、しっかり休養を与えてね。週に1回の登板を任せてるわけなので、全部0で抑えろというわけじゃないんですけど、もっともっとなんていうんかな、大きく成長させていかなきゃいけないなと思いましたね。僕もちょっと反省していますね」と止まらなかった。

一番は、相手投手への安打。カウント1−1から甘く入った148キロ直球を捉えられた。高津監督は「ああいうところがもうこう、なんていうんかな。彼は一生懸命なんでもこう、全力で取り組むんだけども。ちょっと気の抜ける時は人間誰もあるかもしれないけど、やっぱ気が抜けてもやっぱりこうしっかり取れるところはアウト取らないと。9番が出塁すると上位にランナーたまって回っていくわけだから、あそこはしっかり取ってほしかったなと思いますね」と、言葉は強かった。