◆セーリング プリンセス・ソフィア杯(6日、スペイン・マジョルカ島沖)

 最終日が行われ、パリ五輪の日本代表選考を兼ねた混合470級では岡田奎樹(トヨタ自動車東日本)=北九州市出身=と吉岡美帆(ベネッセ)組が、日本勢トップの9位に入り同五輪の代表に決まった。昨年の世界選手権では金メダルを獲得して日本の五輪出場枠を得た岡田・吉岡組。選考対象大会だった今年の同選手権でも3位の好成績をマークしていた。今大会の結果を受けて選考レースでの1位が決まり、日本連盟が内定を発表した。

 スキッパーの岡田は東京五輪に続く2大会連続2度目の出場。「自分たちはパリ五輪で金メダルを取ることを前提にチームを結成した。(今年の)470級世界選手権とプリンセスソフィア杯では、代表選考があり緊張したこともありますが、自分たちが思ったようなレースができなかった。これから五輪で金を取るためには何をしていけばいいのかということを明確にして、トレーニングを積んでいきたい」と日本連盟を通じてコメントした。

 クルーの吉岡は3大会連続3度目の出場で「五輪に向けて、覚悟を決めていきたいと思います。これまでやってきたことを続けながら課題をつぶしていき、自分たちのベストが尽くせるように頑張っていきたい」と同連盟を通じて意欲を示した。

 470級は今回のパリ大会から男女混合種目。