19日の西武戦(みずほペイペイドーム)で左手甲付近に死球を受け交代したソフトバンクの山川穂高内野手(32)が20日、「問題ない」と不安を払拭した。一夜明けた同球場での全体練習に参加し「1日でこれだけ回復できたのは良かった」と強調した。

 練習では守備に加え、自由参加の打撃練習にも加わった。「氷水に手を突っ込む感じ。かなり痛いけど一番早く治る」と前夜に行った治療の成果もあり、手の腫れが引いたという。人生で一度も骨折の経験がなく「できるだけ折れないまま終わりたいですけど」と笑顔で語った。

 ここまでともにリーグトップの10本塁打、38打点をマークしているが、決して満足はしていない。「やっぱり3試合に1発は絶対打ちたい。打席に入る前から、打てるぞ、という状態に早くしたい」。21日の本拠地での楽天戦出場については問題なし。タカの4番がアクシデントにめげず、力強い打撃を見せる。
(鬼塚淳乃介)