英検3級相当以上の英語力を持つ中学3年生の割合が、初めて、全体の半数に達したことが文部科学省の調査で分かりました。

この調査は全国の公立小学校と中学校、高校を対象に、生徒の英語力などを調べるため、文部科学省が2013年度から毎年行っているものです。

昨年度の調査では、英検3級相当以上の英語力をもつ中学3年生の割合が、前回から0.8ポイント増えて50パーセントとなり、調査開始以来、初めて50パーセントに達しました。

一方、都道府県・指定都市別では、英検3級相当以上の英語力を持つ中学生の割合が最も高かったのは、さいたま市で88.4パーセント、最も低かったのは佐賀県で30.1パーセントと自治体によって大きな差がみられました。

文科省によりますと、さいたま市では「英語」の授業時間を増やしたり、英語教員の研修機会などを頻繁に設けたりするなど、生徒の英語力の向上に向けて独自の工夫を行っているということです。