食品ロスを減らすために開発された缶詰を使った料理が、5月19日、岡山市北区の「子ども食堂」で提供されました。

「コノヒトカン」と名付けられた缶詰。廃棄される食材が使われていて、肉の缶と魚の缶の2種類があります。倉敷市の団体が3年前に開発したもので、19日はこの缶詰を使って混ぜご飯などが作られました。

「子ども食堂」を訪れた家族などに振る舞われると、笑みがこぼれていました。

(訪れた人は…)
「いつもと違って楽しいし、おいしい」
「こういう場があると、すごくありがたい」

(たいよう子ども食堂 西健治代表)
「感想を聞くと、おいしいとか、簡単にできていいとか言っていた。」

団体では5月、県内の「子ども食堂」などに590個の缶詰を配ったということです。

(コノヒトカンを開発した団体 三好千尋代表理事)
「たくさんの人に協力してもらい、コノヒトカンを子供や大人に食べてもらい、すごくうれしい」

団体では2024年10月に高校生や大学生を対象に缶詰を使った社会課題解決のアイデアコンテストも企画しています。

また、SDGsを進めるとともに手話放送などによって情報のバリアフリー化に取り組むOHKとも連携協定を結び、情報発信に力を入れています。