お笑い芸人・藤井隆とタレント・井上咲楽が司会を務める、ABCテレビ・テレビ朝日系『新婚さんいらっしゃい!』(毎週日曜 後0:55)あす7日放送回は、ヨーロッパから移住し、日本人と国際結婚した新婚さん2組が登場する。

 1組目はフランス出身の妻と、人材紹介やフィットネスの事業を手がける夫のカップル。妻は8年前に来日し、フランスの化粧品メーカーの日本支社で働いている。日本にひかれたのは12歳のころで、フランスのテレビでアニメ『GTO』を見たのがきっかけ。熱血教師・鬼塚の型破りな指導法に心をわしづかみにされたという。

 2人の出会いは5年前。マッチングアプリのプロフィール写真で、阿波おどりをする彼女の笑顔に彼が一目ぼれ。彼女は日本の伝統文化をこよなく愛し、彼は「僕のいる日本」が好きなんだと日本代表かのようにうれしくなり、すぐアプローチ。彼女は第一印象はイマイチだったというが、「5分だけ電話しませんか?」と日本人らしからぬ積極的なメッセージをくれた彼に好感を抱いた。

 しかし、いざ電話をすると、まるで転職面接のようで、5分と言いつつ30分も、彼が彼女に質問する展開に。どうやら転職者の支援をしている職業病が出たよう。

 一方で会話はスムーズに弾み、1週間後には互いが住む東京都内で食事。その際、彼女も大きな口で終始ニコニコ笑っている彼に胸キュンし、4回目のデートで夫から、「I love you.」「I wanna be with you.(あなたと一緒にいたい)」と告白され、大喜びで受け入れた。

 交際は順調に進み、彼は渡仏した際、彼女の家族の前でマル秘プロポーズを決行。20人ほど親戚が集まる中、夫がフランス語で書いた手紙を妻に読んでもらい、最終的にプロポーズをするというストーリーを予定した。

 手紙の左側には彼女への想い、右側にはフランス語で「結婚してください」と書いて準備。彼女が手紙を開いた瞬間、ストーリー度外視のどでかい文字が目に飛び込んでしまったが、その想いの強さに妻は感動し、交際2年で結婚へと至った。

 日本が好き過ぎる妻には、挙式に関して日本人でも驚きのある野望があった。フランスに住んでいたころ、日本の魚のドキュメンタリー番組で、ケーキ入刀の代わりにマグロ入刀をする結婚式を見て感動し「もし日本人と結婚すれば、絶対やる!」と決めていたという。

 そこで夫は結婚式当日、ただのマグロはなく、その日とれたての本マグロを準備。「こんな立派なマグロを用意できるのは、彼か『すしざんまい』の社長ぐらい」とMC藤井も大絶賛の大物。ファーストバイトで食べたマグロは今までで一番おいしかったと、幸せエピソードが披露される。