『2024年本屋大賞』を受賞した、宮島未奈氏の『成瀬は天下を取りにいく』(新潮社)が週間7.0万部を売り上げ、4月19日発表の最新「オリコン週間BOOKランキング」で先週4/15付の41位から急上昇し、初の1位を獲得。累積売上部数は21.2万部となった。

 本作は宮島氏のデビュー作で、滋賀県大津市を舞台に主人公・成瀬あかりの中学2年生の夏から高校3年生の夏までを描いた物語。中2の夏休みの始まりに成瀬が、閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映り変なことを言い出す。さらに『M-1』に挑み、実験のため坊主頭にし、二百歳まで生きると堂々宣言。全力で我が道を突き進む成瀬の姿を描いた作品になっている。

 本作は、10日に発表された全国の書店員が“今いちばん売りたい本”を決める『2024年本屋大賞』の大賞をはじめ、実に“14冠”に輝いている。

「オリコン週間“本”ランキング」は「2008年4月7日付」よりスタート

<クレジット:オリコン調べ 2024年4月22日付:集計期間:2024年4月8日〜4月14日>