TBS系『3年B組金八先生』などで知られる、脚本家の小山内美江子さんが2日、老衰のため亡くなった。94歳だった。10日、息子で俳優の利重剛が自身のホームページで伝えた。同日、『金八先生』に出演していた俳優の風間俊介(40)がXで追悼した。

 1999年放送の第5シリーズにおいて、兼末健次郎役で出演。一見、優等生ながら裏の顔を持つ難役で注目を浴びた風間は「兼末健次郎という役を演じさせて頂かなければ、今、この仕事をしていません。それは間違い無いです。多くの仲間にも出会いました。『俳優』という職業につくきっかけを与えて頂きました。本当にありがとうございます」と感謝の言葉をつづった。

 小山内さんの息子である利重は10日、ホームページで「5月2日、母、小山内美江子が天命を全う致しました。老衰による穏やかな逝去でした。94歳でした。やりたいことをやり、言いたいことを言い、多くの人々に愛された、幸せな人生だったと思います。生前のご厚情を深く感謝いたします。本当にありがとうございました」と報告。

 続けて「葬儀は、故人の遺志により家族のみで執り行いました。つきましては、御香典や御供花などお気遣いはご辞退させていただきます。故人の遺志ですので何卒ご理解くださいませ」と伝えていた。