5人組グループ・Aぇ! groupの初の単独ドキュメンタリーシリーズ『BORDERLESS Aぇ! group デビューまでのキセキ』のepisode3が、あす22日からNetflixで独占配信される。

 同シリーズでは、5人の歩みを軸にメンバーの試行錯誤と成長を描くほか、数々の未公開映像を紹介。メンバーそれぞれのロングインタビューでは、これまで語られてこなかった“本人たちだけが知るエピソード”が次々と明かされる。

 2024年春、Aぇ! groupは先輩・WEST.にデビューを報告。先輩たちから「おめでとう!」と祝われ、しみじみした雰囲気のなか、小島健はカンペを手に「僕たちAぇ! groupの理想のグループ像は、こちらです!」と勢いよくプレゼンを始める。

 また、デビューシングル「《A》BEGINNING」で披露するダンスを練習する様子も。振り付けは、アメリカ最大級のダンスコンテストで連続優勝の実績を誇るs**t kingz・shojiが担当した。ハイレベルな特訓が始まると、草間リチャード敬太は「マジで、体力がしんどいな」と本音がこぼれながらも、懸命に食らいつく。ハードな練習に密着する。

 実はこの日、末澤誠也はメンバーたちのために“あるもの”を用意。「すごい!ダンスが上手くなった感じ」(正門良規)と絶賛された末澤のアイデアとは。

 そんな末澤は現在、29歳で入所15年目。事務所史上“最年長でのデビュー”となった。2009年に事務所に入った末澤は当初、チャンスに恵まれず「何度も辞めようと思いました」と語る。“崖っぷち”のなかでも「ダンスはずっと続けていたんです。好きだったので!」と言い、学生時代には自身が“在籍していない大学”のダンスサークルで武者修行したことも。実際の練習場所を訪れ、当時の思い出を振り返る。

 末澤が入所11年目のときにAぇ! groupが結成されると、末澤を取り巻く環境にも変化が起きた。当時の密着取材で公演の楽屋にいた末澤は「この劇場には楽屋がいくつかありますが、僕、ずっと憧れていた“こっち側”の部屋に初めて入りました。11年かかったけど。もっとしっかりせなあかん!」と話した。29歳までジュニアで奮闘し続けた生きざまに迫る。

 一方、グループの最年少は22歳の佐野晶哉。幼い頃からミュージカル出演経験があり、音感は抜群。ジュニアとして活動する一方、高校時代は音楽科で声楽を学んだ。声楽のプロを目指すか、ジュニアの活動を続けるか。Aぇ! group結成の半年前、佐野は人生の大きな岐路に立っていた。佐野がアイドルの道を選んだのは、小島健のサポートが大きかったという。

 今回、母校の高校を訪れた佐野は「あの頃、声楽の勉強を続けようと思って、事務所を辞めるつもりでした」と回想。「それを小島くんに話したら、彼が正門くんを連れてきて『晶哉、ちょっと待っとけ!』と。後日、大倉くん(SUPER EIGHT・大倉忠義)がジュニア出演のコントコーナーを見に来る機会があったのですが、2人が僕の出番を無理やりねじ込んでくれて…。それで小島くんが、僕に向かって“かっこいいこと”を言ってくれたんです」と、“友情秘話”が明かされる。

 番組のナレーションは、西畑大悟(なにわ男子)が担当する。episode 4は29日、episode 5は6月5日に配信される。