ヒラ刑事から這い上がってきた“叩き上げ”の捜査一課長・大岩純一(内藤剛志)と捜査員たちの熱き奮闘を描いてきた人気シリーズ『警視庁・捜査一課長』。

4月18日(木)、スペシャルドラマとして1年ぶりに帰ってくる本作の豪華ゲストが解禁された。

2012年のシリーズ誕生から12年――“集大成”となる最新作は、大岩一課長が“昭和〜平成〜令和”の時代をまたぐ謎に挑む。

そんなスペシャルを彩る豪華ゲストとして、朝倉あき、杉田かおる、橋本さとし、咲妃みゆ、三河悠冴、なえなの、椿鬼奴という個性派&実力派キャストが事件の重要人物たちを演じる。

◆容疑者を追って平成にタイムスリップ!?

最新スペシャルで大岩たちが立ち向かうのは、フードプロデュース会社の社員・押尾貴代が殺された事件だ。

まもなく事件の夜、レトロな“昭和”ファッションに身を包んだ、なんとも“不適切な女”が現場にいたことが判明。昭和をコンセプトとするカフェを営む洋菓子職人・永井杏子が捜査線上に浮かぶ。

そんななか、事件の背後に20年以上前、つまり“平成”に起きた未解決誘拐事件が潜んでいることが発覚。2つの事件は複雑に入り乱れ、一課長以下、捜査員たちは昭和、平成、令和という時代をまたにかけた捜査に挑むことに。

しかも、“1週間しかなかった昭和64年の謎”もからんでくるという前代未聞のミステリーが展開していく。

◆12年ぶりのシリーズ凱旋!

昭和レトロな最有力容疑者・永井杏子を演じるのは、数々の話題作で活躍する朝倉あき。

実は朝倉は2012年、「土曜ワイド劇場」枠で放送されたシリーズ第1作『警視庁・捜査一課長〜ヒラから成り上がった最強の刑事! 主婦たちの4億円強奪トリック…血液型を自在に変える少女!!』に事件の鍵を握る少女役で出演しており、今回約12年ぶりに“一課長ワールド”に凱旋することに。

本作のオファーに、朝倉は「演技を学びはじめた頃の自分が大変勉強させていただいた『警視庁・捜査一課長』に、12年ぶりにまた出演させていただける喜びで胸がいっぱいになりました。あのとき感じた、楽しかったことや悔しかったことを思い出しました。そして個性的な役を活かすために、今の自分ができる精いっぱいの力を出そうと思いました」と全力で臨むことを決意。

“令和なのに昭和を生きる謎の女”という複雑なキャラクターを確かな演技力で体現する。昭和レトロ女子・杏子がひた隠す驚きの正体とは、いったい?

◆“平成”杉田かおる、“令和”なえなのも熱演

さらに、平成に起きた未解決誘拐事件の被害者の母・永井多恵として本作に降臨するのが、女優として50年超のキャリアを誇るベテラン・杉田かおる。

『警視庁・捜査一課長2020』にゲスト出演した際はスーパーのクレーム処理係を熱演した彼女が、今回は悲しい事件を引きずり、まるで平成に取り残されたかのように日々を暮らす母の苦悩を丁寧に表現する。

Z世代のカリスマ・なえなのは役どころもZ世代の社長秘書・今戸希菜子として登場。

近年、女優としても躍進めざましい彼女は「お話をいただいたときは刑事ドラマ!?っと驚きましたが、若者の秘書役だったので、しっかりしつつも最近の若者らしさを前面に出せたらいいなと思いながら演じました。“昭和あるある”を勘違いしているセリフが多くて、(脚本を)読んでいて楽しかったです」と、令和のクールビューティーをキュートに演じる。

◆個性派キャストが大暴れ!

また、舞台、映画、ドラマと幅広く活躍する橋本さとしが、被害者の上司であるフードプロデュース会社社長・飯吉望役をパワフルに怪演。

宝塚歌劇団雪組トップ娘役として活躍し、退団後も舞台や映像作品で実力を発揮する咲妃みゆは、何者かによって命を奪われてしまった被害者・押尾貴代の人生をくっきりと浮かび上がらせる。

そして、気鋭の俳優・三河悠冴は昭和レトロを愛する大学講師・片石堅郎役で独特の存在感を放つほか、演技者としての評価も高い椿鬼奴がつらい記憶を抱える駄菓子店の店主・杉田琴音にふんし、シリーズ集大成を盛り上げる。

豪華ゲストがそれぞれに“時代”への思いを抱えるキャラとして作品世界に降り立ち、濃密なミステリーを作り上げていく最新スペシャル。

大岩一課長たちはそんな“時代の壁”を超えて、真実を突き止めることができるのか?