今さら人に聞けないような“音楽の基本”から、制作の裏側や専門テクニックなど“マニアックな知識”までを掘り下げていく『EIGHT-JAM』。

4月14日(日)の放送に、ポルノグラフィティ岡野昭仁と森山直太朗が登場。ともに20年を超えるキャリアを誇る2人が、“プロになってから影響を受けたボーカリスト”について熱弁した。

デビュー25周年を迎えるポルノグラフィティ。1999年発売のデビュー曲『アポロ』を皮切りに大ヒット曲を連発! ライブも圧倒的な人気を誇り、20周年を迎えた2019年には東京ドーム2DAYS公演を開催し、2日間で10万人が熱狂した。

また、多くのアーティストたちが憧れている岡野の歌声。岡野ファンを公言するKing Gnuの井口理とは、2022年にコラボ曲をリリースしている。

そんな岡野の歌声について、森山から「高音や声のキレを保つために工夫していることは?」との質問が。これに岡野は「トレーニングの成果」だと答える。

というのも、憧れのエアロスミスのボーカル、スティーヴン・タイラーを参考に、40代からトレーニングを開始。7、8年かけて腹圧や柔軟性を鍛え上げた結果、「いつの間にか僕も上の音域が広がった。トレーニングのおかげ」と話す。

一方、岡野にはドラマや映画のタイアップを多く手掛けていたころに、衝撃を受けたボーカリストがいるという。

それが、ONE OK ROCKのTAKA。

後輩であるTAKAのボーカルについて、岡野はこのようにコメントしている。

「ライブを観て、次元が違うと思ってへこんだ。でも、そんなTAKAが僕らの曲をカバーしてくれていたことがあったらしく、『ポルノさんのライブは胸が熱くなるんですよね』と言ってくれて。TAKAにそれを言われたことがすごく励みになった」(岡野)

さらに、「あんなすごいボーカリストにボーカルの素材としては絶対勝てないから、上手い下手じゃなくて、自分のスタイルを、身を粉にして燃え尽きるまでやりきるしかない、と思わされた」と振り返る。

TAKAの圧倒的なパフォーマンスを生で観て、思わず心が折れてしまった岡野だったが、“尊敬する後輩”からの忘れられない一言に背中を押されたそう。そのとき、「とにかく全力で歌い切る」と奮起したと明かした。