蛙亭・イワクラと吉住が、現代社会の“心が疲れきった大人たち”にそっと寄り添うトークバラエティ『イワクラと吉住の番組』。

4月30日(火)の同番組では、さまざまな職業の人に「あなたの人生何点?」と聞き、人生に対する満足度を調査する好評企画をお届け。

今回は、櫻坂46をはじめ、虹のコンキスタドール、マジカル・パンチライン、アイドルカレッジ、lyrical schoolら現役アイドルたちに話を聞いた。

アイドルという職業を選んだ理由や現在の仕事の満足度など、自らの人生について赤裸々に語った彼女たち。

平均「63点」という中で、「30点くらい」と自分の人生に低い点数をつけたのは、2018年に結成された2人組のアイドルグループ・最終未来少女の藤咲凪だ。

SNSに投稿した写真が「AI画像では?」と話題になったこともある彼女は、総フォロワー数約90万人の人気アイドル。

一方で、2人の娘を育てるシングルマザーでもある。

番組では、そんな藤咲の1日に密着してみた。

◆20歳で結婚・出産、アイドルを引退

午前9時、娘たちを保育園に送り届けるところから1日がはじまる。

娘たちと別れてからは、母の顔からアイドルの顔へ。イベント用の写真撮影など数々の仕事をこなす。

すべての仕事を終えたのは午後6時半。急いで保育園に娘たちを迎えに行き、ようやく帰路に着いた。

「嫌になるときはありませんか?」というスタッフの質問に、「ありますね」と本音を漏らす場面も。

しかし、「子どもたちがいるから仕事頑張ろうって思える」とけなげに語る。

そもそも藤咲がアイドルとしてデビューしたのは、16歳のとき。20歳で結婚・出産し、アイドルを引退。地元・北海道に戻り専業主婦になった。

しかし、結婚生活は長くつづかず、離婚。

「詳しくは言えないんですけど、今の自分とは正反対の暮らしをしていて、辛かったです」と当時を振り返る。

22歳でシングルマザーとなり、人生のどん底を味わったときに、救いの手を差し伸べたのが現在の相方・小野緑だった。

「(北海道時代から)ずっと緑ちゃんとは連絡を取っていて、『離婚した』って言ったら、『東京来る?』みたいな。お金もないし住むところもないし、2人の子どももいて『大丈夫かな』って思ったんですけど、離婚して2週間後に東京に来て」(藤咲)

こうして子どもを育てながら活動する“ママドル”になった藤咲。

いまでは仕事に育児に充実した日々を送り、「自分のやりたい好きなお仕事、楽しいお仕事ができて、徐々に点数をかき集めている段階です」と人生の点数について前向きに語った。