今回の契約期間は2026年から2034年まで。契約金額は非公表。男女各年代の代表チームをはじめ、アマチュアチームやレフェリーへの用具提供も契約に含まれるという。
FFFはadidasとの38年間に及ぶ契約が2010年で終了となり、2011年からNikeと新たな歴史をスタートさせている。
この時のサプライヤー変更はユニフォームのデザインにも大きな影響を与えることに。adidas時代のホームユニフォームは爽快なブルーを使うことが多かったが、Nike時代は一転してダークブルーやネイビーなどのダーク系が大半を占めるようになった。
ここでは、これまでのNikeホームユニフォームから最高の3着をご紹介したい。
2022 ホーム
フランス代表 2022 Nike ホーム ユニフォーム
選手:キリアン・エムバペ
カタールワールドカップに向けて投入された2022モデル。ダークネイビーを基調とした“Nike×フランス”の定番カラーで、ボタン止めの立ち襟(スタンドカラー)を採用となった。
選手の着用姿では分かりにくいが、シャツ全体にトーン・オブ・トーンで「強さ、連帯、平和」を表すオークの葉とオリーブの枝を描いている。
洗練された雰囲気漂うネイビー×ゴールドのユニフォームを着たフランスは、カタールW杯で決勝に進出。アルゼンチンとの激闘はPK戦に突入するも、残念ながらフランスが敗れた。
2018 ホーム
フランス代表 2018 Nike ホーム ユニフォーム
選手:アントワーヌ・グリーズマン
2018年にロシアで開催されたワールドカップに向けたユニフォーム。クロアチアとの決勝戦を4-2で勝利し、5大会ぶり2度目の優勝を成し遂げている。
デザインはネイビーとブルーのコントラストが印象的なカラーリング。この頃に登場した、当時のNikeの最新テクノロジー「ヴェイパーニット」を象徴するギザギザ・デザインも特徴的だった。
背面の首元にはフランス国旗色のトリコロールをテープであしらっている。
2011 ホーム
フランス代表 2011 Nike ホーム ユニフォーム
選手:ジェレミ・メネズ
2011年から始まったNikeとのパートナーシップでの最初のユニフォームで、adidas時代の色を完全に消し去るスタイリッシュなデザインが見る者に驚きを与えた。
adidas時代のユニフォームといえば国旗色のトリコロール(青・白・赤)をイメージさせるものが多かったが、この2011モデルのシャツはダークブルー一色ともいえる新鮮なデザイン。盾形のエンブレムも目新しいものだった。
ビフォーアフターのあまりの変化の大きさに戸惑いの声もなかったわけではないが、サポーターやユニフォームファンに概ね好評で、レプリカユニフォームも大人気となる。