現在リヴァプールでその評価を大きく高めている遠藤航。守備での貢献度は最早ワールドクラスと言っても過言ではない。

そこで今回は、欧州でプレーしている選手の中から今季同じく守備面で活躍しているMFを『Who Scored』のスタッツを元に見ていきたい。

モアテン・フレンドルップ



ジェノアのモアテン・フレンドルップ


所属クラブ:ジェノア(イタリア)年齢:22歳

ジェノアの若手MFモアテン・フレンドルップは、今後デンマーク代表入りが期待される選手だ。

鈴木唯人が現在所属するブレンビーの下部組織出身で、2018年には16歳という若さでトップデビュー。その後、中心選手として急成長した。

2022年の冬にイタリアのジェノアへ。チームが降格した昨季はセリエBで37試合出場と存在感を発揮し、1シーズンでの再昇格に大きく貢献した。

セリエAでの初シーズンとなった今季はここまで中盤で欠かせない選手として活躍しており、タックル成功数はここまで105回とリーグ随一のスタッツを記録している。

ピエール・レース=メル



ブレストのピエール・レース=メル


所属クラブ:スタッド・ブレスト(フランス)年齢:30歳

フランス人MFピエール・レース=メルはボルドーなどで育成された選手だが、若手時代は下部リーグでプレーしていた。

2015年に加入したディジョンでは、2年目にリーグアンで7得点をマーク。その後ニースでは4シーズンにわたって主力としてプレーした。

2021年にはノリッジ・シティへ加入。プレミアリーグでも活躍したがチームは1部に残留できず、自身は1年でイングランドを去っている。

4回、インターセプト数は41回と好調なチームを支えている。

ジョアン・パリーニャ



フラムのジョアン・パリーニャ


所属クラブ:フラム(イングランド)年齢:28歳

ジョアン・パリーニャはやや遅咲きのポルトガル代表MFだ。

18歳でスポルティングCPへ加入したが当初はトップチームに定着できず。2018年のブラガへのローン移籍が転機となり、2020年の復帰以降ようやく主力に定着し、チームのリーグ制覇に貢献した。

昨季からはイングランドのフラムでプレー。初年度からプレミアリーグで活躍しており、多くのビッグクラブが注目する選手となった。

今季も好調を維持しており、ここまでタックル成功数はリーグトップとなる110回、インターセプトも38回をマークしている。

アントン・シュタッハ



ホッフェンハイムのアントン・シュタッハ


所属クラブ:ホッフェンハイム(ドイツ)年齢:25歳

アントン・シュタッハは身長が190cmを超える大型のドイツ人MFだ。

ユース時代はヴェルダー・ブレーメンなどで育成され、その後ヴォルフスブルクにも所属。ただここではリザーブチームでの起用にとどまった。

2020年に加入したグロイター・フュルトで成長し、ブンデス2部で主力としてプレー。1シーズンでマインツへ移籍すると1部でも活躍、ドイツ代表デビューを果たした。

今季からはホッフェンハイムへ加入。ブンデスリーガでここまで62回のタックル成功数、さらにリーグトップとなる58回のインターセプトをマークしている。

ぺぺル



バレンシアのぺぺル


所属クラブ:バレンシア(スペイン)年齢:25歳

ぺぺルはバレンシアでブレイク中のスペイン人MFだ。

レバンテの下部組織出身の選手だが若手時代はポルトガルのクラブへ貸し出され、トンデラ、ヴィトーリアSCといずれにおいても主力としてプレーした。

2021年にレバンテへ復帰し、初リーガながらシーズンを通してトップチームで活躍。その後レバンテとは2022年から10年という長期契約を結んだが、昨夏バレンシアへ移籍した。

迎えた今季はリーガでここまでタックル成功数66回、またインターセプト数は33回とリーガでも上位の数字を残している。