J1第9節セレッソ大阪戦終了時点で、開幕直後の最下位20位が嘘のように5位へ浮上した名古屋グランパス。 しかし、強豪との連戦が続く中でケガ人・出場停止者も出るなど厳しい戦いを強いられています。 4月29日放送のCBCラジオ『城所あゆねのグランパスタイム』では、パーソナリティの城所あゆねが現地で観戦した模様を振り返りました。

     

上位セレッソ大阪を撃破

21日に豊田スタジアムで行われたJ1第9節。8節終了時点で首位のセレッソ大阪を迎え、2₋1で勝利しました。

城所「開幕3連敗して最下位だった頃は、どうなることかと思いましたけど。まさかここまで順位が上がって来るとは」

リスナーからもこの日の試合について投稿が寄せられています。

「(1点目の)DF三國ケネディエブス選手のJ1初ゴール!そして2点目FW永井謙佑選手のスーパージャンピングボレー。今年のグランパス、運を持ってますね!」(Aさん)

城所も、ケネディ選手のJ1初ゴールには驚いたそう。すでに以前の試合でゴールを決めていてもおかしくないイメージがあったので意外だったとのこと。

好調の波に乗った

「グランパスは(3月16日のJ1第4節)柏レイソル戦以来、好調の波に乗っていて応援に力も入ります」(Bさん)

城所「9節終了時点で、首位との勝ち点差が3になったみたいで。これでまた優勝がちょっと見えて来たなという感じです」

試合に勝てば勝ち点3、引き分けなら勝ち点1が与えられますが、勝ち点3差なら1試合分しか差がないということ。
上位チームの勝敗にも左右されますが、それだけ差が縮まっているという証拠でもあり、上位チームが負けてグランパスが勝てばさらに上位に上がることができます。

この試合に少し思うところがあるという城所。
それは永井選手がパスを受け、裏抜けした後ゴールを決めたかのように見えた場面のこと。

結果的にオフサイドと判定されたこのシーン、試合後に映像で見直した城所は「ちょっと際どいと思ったし悔しかった」と不満げでした。

浦和レッズに悔しい敗戦

28日にアウェイの埼玉スタジアム2002で行われた、J1第10節・浦和レッズ戦。
上位進出に期待がかかる試合でしたが、残念ながら1⁻2で敗れました。試合直後、現地から城所がコメントしました。

城所「試合の出だしはすごく良かったと思う。ただ、試合中のPKの状況も相手ゴール側だったので状況がわからなくて、しっかり確認して次につなげてほしいと思います。
後半47分にMF和泉竜司選手が1点取り返してくれたことは良かった」

試合後、ゴール裏ではグランパスサポから前向きな言葉が出ていたため、「サポーターの一員として次はより一層応援したい」と締めくくりました。

このレッズ戦では、DFハ・チャンレ選手がイエローカード累積で出場停止だったことが響いたかもしれません。
ケガ人続出など厳しい状況もありますが、上位を目指す以上連敗は許されません。

次は5月3日、ホーム豊田スタジアムで開催のJ1第11節・上位のヴィッセル神戸戦。
さらに6日にはエディオンピースウイング広島で、J1第12節・サンフレッチェ広島戦が控えています。

4月29日時点のグランパスは10節終了時点で6位。対戦するヴィッセル神戸は4位、サンフレッチェ広島は3位です。
タイトなスケジュールと連戦の結果はどうなるでしょうか?
(葉月智世)