Amanda Cooper Rae Wee

[ロンドン/シンガポール 19日 ロイター] - 暗号資産(仮想通貨)ビットコインは19日、高リスク資産を売る動きが強まったことから一時5.7%下落した。1日の下げ幅としては2週間ぶりの大きさとなる見込み。

直近では4.2%安の6万4550ドル。一時2週間ぶりの安値となる6万3555ドルまで下落した。イーサは4.4%安の3355ドル。

ビットコインは14日に7万4000ドル付近まで上昇し過去最高値を付けており、利益確定の売りが出た。米連邦準備理事会(FRB)の今年の利下げ幅が予想よりも小さくなる可能性を示す一連の経済指標も重しとなった。

仮想通貨取引所ビットフィネックスのアナリストはメモで「ビットコインが過去最高値を付けた後で調整していることから、再調整局面が来ると予想している。ビットコイン現物上場投資信託(ETF)に前例のない規模の資金が流入する中で、投資家は均衡を求めている」と記した。

LSEGのデータによると、先週は主要なビットコインETFへの1日の資金流入が何度か4000億ドルを大きく上回ったが、18日は1780億ドルにとどまった。