[ロンドン 19日 ロイター] - 金融大手ゴールドマン・サックスの幹部は19日、最近の暗号資産(仮想通貨)の価格急騰はリテール投資家が主導しているものの、機関投資家も追随しつつあり、「投資意欲に変化が見られる」という認識を示した。

ビットコインは先週7万3794ドルを付け、最高値を更新。年初来では50%値上がりし、他の仮想通貨価格も連れ高となっている。

ゴールドマンのデジタル資産トップを務めるマシュー・マクダーモット氏は、最近のビットコイン急騰の要因については誰も正確に把握していないものの、今年ローンチされたビットコインの現物に連動する上場投資信託(ETF)が「心理的な変化」を促したと指摘した。アナリストによると、これらETFには数十億ドルの資金流入している。

ゴールドマンは2021年に仮想通貨トレーディングデスクを立ち上げた。マクダーモット氏は「昨年は厳しい年だったが、今年に入り、顧客の種類だけでなく、取引量においても大きな変化が見られた」と述べた。