[北京 2日 ロイター] - 中国銀行の張毅・副行長は2日の決算会見で、今年も純金利マージンが相当な圧力に見舞われるとの見通しを示した。

同国では不動産部門の危機が続く中、大手5行の純金利マージンが縮小している。

張毅・副行長は、今年の基準貸出金利引き下げや、昨年行われた既存の住宅ローンの金利引き下げが、資産サイドから収益率に影響を及ぼしていると指摘。「今年はコストの高い預金を減らすよう努力する」と述べた。

中国建設銀行の生柳荣・最高財務責任者(CFO)も、利益率への圧力を緩和するため、預金金利に起因するコストをさらに管理すると発言。今年は基準貸出金利をさらに引き下げる余地があるとも述べた。