[14日 ロイター] - 市場調査会社IDCが14日明らかにしたデータによると、米アップルの第1・四半期のスマートフォン出荷が約10%減少し、シェア首位の座を韓国のサムスン電子に明け渡した。

第1・四半期の世界のスマートフォン出荷は7.8%増の2億8940万台。シェア1位はサムスンで20.8%だった。

アップルは昨年第4・四半期にサムスンを抜いて世界シェア1位となったが、今年第1・四半期のシェアは17.3%と2位に後退した。華為技術(ファーウェイ)など中国ブランドがシェアを拡大した。

シェア3位は中国の小米科技(シャオミ)で14.1%。

サムスンは今年初めに旗艦モデル「ギャラクシーS24」シリーズを発売。第1・四半期は6000万台以上のスマートフォンを出荷した。

調査会社カウンターポイントによると、ギャラクシーS24の発売後3週間の世界販売は、昨年の「ギャラクシーS23」シリーズの発売後3週間の世界販売を8%上回った。

IDCによると、アップルの第1・四半期のiPhone出荷は5010万台で、前年同期の5540万台から減少した。

アップルの中国でのスマートフォン出荷は昨年第4・四半期に前年同期比で2.1%減少した。米政府が安全保障上の理由で中国のアプリを規制する中、中国の一部の企業・政府機関は従業員・職員によるアップル端末の利用を制限している。