Atsuko Aoyama

[東京 16日 ロイター] - 林芳正官房長官は16日午前の会見で、一時154円台半ばまで上昇し、約34年ぶりのドル高/円安水準を付けた為替相場について「過度の変動は望ましくない」とし、市場動向を注視しつつ万全の対応を行っていく考えを示した。

林長官は為替は「ファンダメンタルズを反映して安定的に推移することが重要」と述べ、為替介入を含めた政府対応については「足元の為替相場の動向や為替介入について具体的な見解を示すことは市場に不測の影響を及ぼす恐れがある」として差し控えた。