[ヒューストン 7日 ロイター] - 米石油・ガス大手オキシデンタル・ペトロリアムが7日に発表した第1・四半期決算は、利益がアナリスト予想を上回った。パイプラインと化学事業が予想よりも好調だったことや石油・ガスの生産拡大、原油価格の上昇が利益を押し上げた。

第1・四半期の利益は6億400万ドル(1株当たり0.63ドル)で、前年同期の10億7000万ドル(1株当たり1.09ドル)から減少した。

ただ、調整後1株当たり利益は0.63ドルとなり、LSEGがまとめたアナリスト予想の0.60ドルを上回った。

石油・ガス部門の営業利益は12億8000万ドルで、前年同期の16億1400万ドルから減少した。中流部門は6400万ドルの赤字だった。前年同期は3600万ドルの黒字を計上していた。

化学部門の利益は2億6000万ドルで、前年同期の4億7200万ドルから減少した。

第1・四半期の原油平均価格は1バレル=76.04ドルで、前年同期の74.22ドルから上昇した。

第2・四半期の石油とガスの生産量は日量123万2000─127万2000バレルに増加すると予想。中流事業は損失が拡大すると見込んでいる。