Shinichi Uchida

[東京 10日 ロイター] - セガサミーホールディングスは10日、大型リゾート施設「フェニックス・シーガイア・リゾート」(宮崎市)を運営する子会社を米フォートレス・インベストメント・グループに売却すると発表した。売却額は非開示。5月末の売却を予定しており、2025年3月期に株式譲渡益約85億円を特別利益として計上する見込み。

セガサミーは全株式の売却後も、フェニックスが新たに発行する種類株式の取得を通じ20%の議決権を保有し、経営を支援していく。

フェニックスは2012年にセガサミーが完全子会社した。23年3月期から2期連続でグループ参画以降で最高の売上高を更新するなど収益性が回復したが、ホテル・リゾート事業に強みを持つフォートレスが運営を主導することが企業価値最大化のために最善だと判断した。

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