[ブラジリア 22日 ロイター] - ブラジル中央銀行のカンポス・ネト総裁は22日、著しい不透明感のため金融政策の指針を示すのが困難になったとの考えを改めて示し、政策担当者が今後の50ベーシスポイント(bp)利下げにもはやコミットしていないことを示唆した。

出席したイベントで「われわれは先週、著しい不透明感のため指針が示せないと表明した」と述べ、さまざまなシナリオを示すのは政策担当者の意図に関する透明性を高めるためだと説明した。

中銀は3月に金融政策指針を修正。5月の次回会合で50bpの利下げを見込んだが、今後の複数会合で同水準の利下げを行うことを示唆する従来の形式を停止した。

カンポス・ネト氏は先週、内外の不透明感の高まりに言及し、利下げペースの縮小に含みを残した。