[ブラジリア 8日 ロイター] - ブラジル開発商工サービス省が8日発表した4月の貿易収支は90億ドルの黒字となり、同月としては2021年以来の黒字幅となった。輸出・輸入ともに好調な伸びが見られた。

輸出は前年同月比14.1%増の309億ドル。原油が92.4%増加するなど、資源部門が主に押し上げた。

輸入は同14.3%増の219億ドルだった。輸入の大半を占める中間財は前年比10.6%増、消費材は31.6%増、資本財は28.7%増だった。

年初からの貿易収支は277億ドルの黒字で、前年比17.7%増となった。

ただ政府は先月、輸入増加と輸出減少が見込まれることから通年の貿易黒字見通しを従来の944億ドルから735億ドルに下方修正した。

23年の貿易黒字は過去最高の989億ドルだった。