[キーウ 15日 ロイター] - ウクライナを訪問中のブリンケン米国務長官は15日、ウクライナに20億ドルの軍事支援を提供すると発表した。

ブリンケン長官は首都キーウ(キエフ)で ウクライナのクレバ外相と行った共同記者会見で、追加支援は「初の防衛事業基金」として取りまとめられたものと説明。基金はウクライナに現時点で武器を供給すると同時に、ウクライナの防衛産業基盤に投資し、他の国からの軍事装備品の購入に資金を提供するものと述べた。 

ブリンケン氏は、ウクライナが再びロシアの激しい攻撃に直面している「重要な局面」で米国はこうした追加支援を行うと言及。米国はウクライナ軍がロシア軍と戦う最前線への弾薬と武器の輸送を急いでいると述べた。

また、米国が供与した兵器でロシア領内を攻撃することは奨励しないが、この戦争をどう遂行するかはウクライナが決めることだと述べた。

さらに、バイデン米大統領が向こう数週間以内にウクライナのゼレンスキー大統領と会談する可能性があると明らかにした。