アメリカのブリンケン国務長官がウクライナの首都キーウを事前の予告なく訪問し、ゼレンスキー大統領らと会談しました。

 ブリンケン国務長官のキーウ訪問は去年9月以来で、アメリカでウクライナ支援の約608億ドル、日本円で約9兆5000億円の緊急予算が成立して以降、バイデン政権の閣僚がウクライナを訪れるのは初めてです。

 アメリカ国務省によりますと、ブリンケン長官はゼレンスキー大統領との会談でアメリカによる追加の軍事支援の重要性を説明し、ウクライナへの支援を続けていく姿勢を改めて示しました。

 ゼレンスキー大統領は最近のロシア軍によるウクライナ東部・ハルキウ州での攻勢を踏まえ、地対空迎撃ミサイル「パトリオット」の追加配備など、防空能力を強化する必要性を訴えました。