5月の静岡県知事選に向け立候補予定者の動きが活発化しています。鈴木さんは会見で政策を具体的に示す一方、大村さんは市民との意見交換会に出席しました。

<鈴木康友氏>
「県民の幸福度ナンバー1、日本一の静岡県を目指そうというのが私の思いでございます」

自身が描く県政について語った鈴木康友さん。産業、防災、観光など9つの分野の政策を説明しました。知事選の大きな争点となる「リニア問題」についても考えを述べました。

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<鈴木康友氏>
「ずっと以前から私は推進。南アルプスの生態系の問題、いろいろな課題があることは承知している。課題をどう克服して前進させるか発想の転換は私は必要だと思う」

会見の後、向かったのは県東部の大票田、富士市。

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<鈴木康友氏>
「今の混迷した県政を立て直すと同時にこの静岡県の新たな発展を担って行こうという決意を致しました」

新富士駅前ではおよそ30人を前に知事選への思いを語りました。

<鈴木康友氏>
「東部地域、中部地域、こうしたところをですね、いいところをグンと引き出して発展につなげていきたいと思います」

<大村慎一氏>
「日々の生活の中でこうして欲しいという意見をいただきまして、それを踏まえて県政に向かって努力をしていきたいと思っております」

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大村慎一さんは、静岡市で開かれた市民との意見交換会に出席しました。

<参加者>
「専門大学を出ても福祉の業界に入ってこない若者も多く、担い手がいない現状です」

参加者からは、労働環境をめぐる悩みなどが多くあがり、大村さんは、これまでの経験を活かしたいと強調しました。その後、支援者でつくる「オール静岡の会」を立ち上げ、改めて決意を述べました。

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<大村慎一氏>
「静岡県にはリニアの問題や大きな課題がいろいろございます。でも静岡県民一人一人が悩んでいらっしゃるのは日々の生活。人手不足対策を生産力を上げたり豊かになっていくためにはどうやって解決していくかという問題意識が非常に重要」