現地時間５月10日に開催されたチャンピオンズリーグ準決勝（CL）第１レグで、ミランとインテルがサン・シーロ（前者のホーム扱い）で激突。大舞台でミラノダービーが実現した。

　大注目の一戦は開始８分、いきなり動く。CKからジェコが左足でのボレーで叩き込み、インテルが先手を取った。

　37歳の先制弾で勢いに乗るインテルはさらに11分、34歳のムヒタリアンがワンタッチでペナルティエリア内に侵入し、右足で冷静にフィニッシュ。ベテラン２人のゴールであっという間に２−０とする。

　追いかけるミランは、30分にキャプテンのカラブリアがニアに飛び込み、ヒールでワンタッチ。しかし、枠を外れる。

　その直後にはインテルの10番ラウタロがエリア内で転倒。PKの笛が吹かれるも、オン・フィールド・レビューの末に取り消しとなった。
 
　前半はこのまま終わると、51分にミランにビッグチャンスが到来。速攻からメシアスがエリア右で左足を振り抜くが、枠を捉えきれない。

　苦しい展開が続くなか、昨季のセリエA王者は59分に２枚替えを敢行。チャウとオリギを送り込む。

　すると63分、オリギを起点とした攻撃から、最後はジルーの落としを受けたトナーリが右足でシュートを放つが、惜しくも左ポストを叩く。

　対してインテルは70分に、３日後に30歳となるルカクと、デ・フライを投入する。

　85分にはミランがゴール前でFKを獲得。テオが左足で狙うが、枠を外れる。登録外でスタンドから戦況を見つめるイブラヒモビッチも厳しい表情を浮かべる。

　結局２―０でタイムアップ。宿敵に快勝したインテルが、３度目の優勝を果たした2009−10シーズン以来、13年ぶりの決勝進出に前進した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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