Jリーグは5月28日、J1第15節の4試合を各地で開催。等々力陸上競技場では、川崎フロンターレ対柏レイソルが行なわれ、2−0で川崎が勝利を収めた。
【PHOTO】柏の出場16選手&監督の採点・寸評。GK松本が好セーブ連発。不用意なミスで失点関与の立田は低評価
 先制は川崎。21分、小林悠が左サイドでスローインを受けた柏の立田悠悟に素早く寄せてボールを奪うと、ドリブルでペナルティエリア内に進入。右足のシュートでGKとの1対1を冷静に制し、ネットを揺らした。

 さらに前半終了間際の45+1分には、左サイドでボールを受けた登里享平が、脇坂泰斗とのワンツーでペナルティエリア手間左に持ち込み、右足を振り抜く。これがゴール右隅に決まり、2点をリードした。

 後半に入ると、攻勢に出た柏がチャンスを作るも、フィニッシュの精度を欠いて1点が遠く。このまま終了し、川崎が3試合ぶりの白星。敗れた柏は4戦未勝利となった。
 
▼柏のチーム採点「5.5」
 守備が崩壊した前半の2失点が響いた。

 立ち上がりから相手にボールを保持される展開となるなか、前半に守備が崩壊。立田がボールコントロールのミスからボールを奪われ、先制点を献上すると、2失点目は味方との連係から中央に進入してきた登里に対し、守備陣がお見合い状態に。マークにつききれず、追加点を奪われた。

 攻撃では相手の強度の高い守備ブロックに苦戦。細谷真大が何度も裏への飛び出しを見せたが、すぐさま相手の2CBに囲まれてシュートまで持ち込めず。左サイドで仕掛けた小屋松知哉も大南拓磨にことごとく止められた。

 井原正巳新監督の初陣となった前節(1−1)は、首位の神戸相手に主導権を握り、復調の可能性を感じる戦いを見せた。それだけに期待が集まった今節だったが、結果、内容ともに不安が残る90分となった。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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