現地時間3月7日に開催されたヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16第1レグで、リバプールはチェコ王者のスパルタ・プラハと敵地で対戦。遠藤航が、延長戦を含めてフル出場し、リーグカップ制覇に大きく貢献したチェルシー戦以来、3試合ぶりに先発に復帰した。

 公式戦6連勝中でプレミアリーグの首位を走るリバプールは開始7分、マカリステルがペナルティエリア内でファウルを誘い、PKを獲得。10番を背負うアルゼンチン代表MFが自ら、GKイエンセンの逆をつくキックできっちり決め、いきなり先制する。

 15分にはハラスリンに決定的なシュートを浴びるが、守護神ケレハーが左手で何とか触った後、ゴメスがゴールラインぎりぎりのところでかき出す。

 攻め合う展開のなか、25分にヌニェスが強烈なミドルシュートを叩き込み、追加点をゲ奪取。24歳のウルグアイ代表FWは、土壇場で決勝点を挙げた5日前のノッティンガム・フォレスト戦から、2戦連発となった。

 35分にはCKがファーに流れたところに遠藤が反応。ボレーシュートで狙うも、大きく枠を外れる。日本代表のキャプテンは、41分にもゴール前で右足を振り抜くが、ブロックに阻まれる。
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 それでも45+3分、絶好調のヌニェスが再び右足で豪快に突き刺し、リードを3点に広げる。

 大量リードで折り返すと、後半開始直後の46分にブラッドリーのオウンゴールで失点するも、53分にディアスがネットを揺らし、すぐさま3点差に戻す。

 その後、74分には最後の交代カードで、怪我から復帰明けのサラーを送り込む。この時点で、いつも通りのハードワークと巧みなボールさばきでチームを支える遠藤のフル出場が確定した。

 終了間際の90+4分にソボスライのダメ押し弾で、さらに1点を加えたリバプールは、5−1で圧勝。10日に行なわれるマンチェスター・シティとのプレミアリーグ首位攻防戦に、大きな弾みをつけた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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