ジュード・ベリンガム(レアル・マドリー)が、師匠の存在を明かした。英紙『Daily Mail』が伝えている。

 20歳の俊英は、昨夏にドルトムントからマドリーに加入以来、MFながら圧倒的な決定力でゴールを量産。ここまで16得点をマークし、名だたるストライカーを抑えてラ・リーガ得点ランキングで首位に立っている。

 また、イングランド代表としても、3月26日に行なわれたベルギー代表との親善試合(2−2)で終了間際に同点弾を叩き込むなど、確かな存在感を発揮。長きに渡ってタイトルから遠ざかるスリーライオンズの救世主として期待が高まっている。
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 そうしたなか、「イングランド代表の挫折から学んでいるか?」と問われたベリンガムは、「ああ、間違いなくね。まだチームに残っている選手の中にも、そういう経験をした選手がいる。彼らの痛みから学ぶんだ」と回答。そのうえで、手本として名を挙げたのが、半年でサウジアラビアを離れ、今冬から再び欧州で戦うジョーダン・ヘンダーソン(アヤックス)だ。

「本当に仲の良いヘンドと話すと、『こんな良い環境でこのチームにいられるなんて、どれだけ幸運か』と教えてくれる。彼が最初にプレーしていた時は、少し違ったみたいだ。彼が僕のロールモデルだから、話をよく聞くようにしているんだ。代表に入った僕をきちんと助けてくれたし、期待と責任を上手くコントロールする手助けをしてくれた」

 強烈な個性を持つタレント集団の中に、10代で飛び込んだベリンガム。苦労は絶えなかったに違いないが、13歳年上の大先輩が心の支えになったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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