現地時間4月17日に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝・第2レグで、前回王者のマンチェスター・シティと、この大会最多優勝を誇るレアル・マドリーが前者のホームで激突した。

 第1レグは3−3のドローで終えたなか、今回の第2レグではマドリーが最初にシュートチャンスを迎える。11分、ボックス手前の中央でボールを受けたカマビンガが左足でミドルを狙ったが、GKエデルソンにキャッチされる。

 その1分後、右サイドからヴィニシウスが折り返し、ロドリゴがダイレクトで合わせる。これはGKエデルソンにセーブされるも、こぼれ球を自ら押し込んで先制点を奪った。マドリーがアグリゲートスコアで4−3とリードを奪う。

 ビハインドを負ったシティも反撃に出る。17分、ベルナルド・シウバのクロスにハーランドが頭で合わせるも、枠を捉えられない。さらにその2分後には、ゴール前の混戦から再びハーランドがヘッドで狙うも、クロスバーを叩く。

 押し込むホームチームは27分、ボックス手前の右寄りからデ・ブライネが強烈なミドルシュートを放ったが、GKルニンの好セーブに阻まれた。その後スコアボードは動かず、マドリーの1点リードで前半を終える。
【動画】ロドリゴが貴重な先制弾を奪取!
 後半に入っても攻め立てるシティは51分、デ・ブライネのスルーパスに反応したハーランドがチャンスを迎えるも、ナチョにギリギリでクリアされた。

 76分、途中出場のドクが左サイドを突破してクロスを供給。これはリュディガーにブロックされたが、こぼれたボールをデ・ブライネが押し込んで同点弾を奪った。

 82分にはアカンジの左からの折り返しに、フリーになったデ・ブライネがダイレクトで合わせたが、枠の上に外れた。このまま90分が経過し、2試合合計4−4で延長戦に突入する。

 マドリーは105+2分、ブラヒムのパスに抜け出したリュディガーが左足のボレーを放ったが、惜しくも枠を捉えられない。その後、両チームともにゴールは奪えず、120分が終了する。

 迎えたPK戦では、B・シウバとコバチッチがGKルニンにセーブされたシティに対し、マドリーはモドリッチ以外の4人全員が成功。マドリーが4−3で制して、昨季敗れた相手にリベンジを果たして、4強進出を決めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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