田中碧がデュッセルドルフ公式のインタビューに応じ、自身の状態を明かした。

 25歳の日本代表MFは、東京五輪もあった2021年夏に川崎フロンターレからデュッセルドルフに移籍。3年目の今季も活躍を続け、4月3日のレバークーゼン戦(0−4、DFBポカール準決勝)の前には、敵将シャビ・アロンソから「とても優れた選手だ」と名指しで称賛を受けた。

 しかし、そのレバークーゼン戦は、急性虫垂炎のため盲腸の手術を受けて欠場。それから計4試合ピッチから遠ざかったなか、4月27日のシャルケ戦(ドイツ2部リーグ第31節、1−1)で0―1の63分から途中出場し、今季8点目(リーグ戦では7点目)となる貴重な同点弾を奪ってみせた。

 今の体調は「良い感じです!痛みも全くないですし、以前より腸の調子もすごく良いです」と万全をアピールする田中は、直近のシャルケ戦を次のように振り返った。

「この勝点1は非常に大きかったと思います。シャルケ相手でアウェーでしたし、良いゲームでもなく、流れも良くないなかで失点もしてしまいましたからね。そういう意味では自分が入って同点にできたのはすごく良かったです」
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 先日に無敗でブンデスリーガ制覇を決めたレバークーゼンとの大一番は「出たかったです。ただ、診断で即手術と決まったので、そこは切り替えるしかなかったですね。本当に勝ってくれと思いながら病院から応援していました」という田中。チームはカップ戦こそ決勝を前に敗れるも、リーグでは11戦無敗で3位につけるなか、昇格の意味を問われると、こう語った。

「達成感ですね。目に見える結果、1年間の結果として残せるのは嬉しいですね。最後まで昇格を争うのも良い経験で楽しいですし、それプラス結果が得られればもっと良い経験になるので、そういう意味では今この段階でも昇格争いできているのは素晴らしいですし、1戦1戦の緊張感も含めて良い経験になっています」

 次節は5月3日のニュルンベルク戦。4万人以上の観客動員が見込まれるホームゲームに向け、「ここまできたら気持ちなので、ファンの応援が必要不可欠です。応援はとても重要ですし、最後までファンと一緒に戦います」と断言する背番号4は、再び価値ある一発を叩き込めるか。ブンデスリーガに押し上げる活躍を期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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