鎌田大地はラツィオとの契約が今季で満了する。選手に権利のあるオプションがついており、行使されれば複数年の延長だ。移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者は先日、鎌田が5月中に100ユーロ(約1万6000円)を払えば、ラツィオとの契約を延長できる条項があると報じた。

 だが、鎌田は退団する意向とも言われている。マウリツィオ・サッリ前監督のときと違い、イゴール・トゥドール現監督の下では、すべての試合でピッチに立ってきた。リーグ戦でスタメン復帰も果たしている。それでも、延長・残留には至らないとの見方が強い。

 その場合、鎌田は2年連続でフリー移籍となる。新天地候補と言われているのが、勝手を知るブンデスリーガのクラブだ。古巣フランクフルトや、板倉滉らが所属するボルシアMGからの関心が噂になってきた。
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 だが、鎌田は新しいリーグに挑戦する意向という報道もある。ドイツ『fussball.news』の報道を、ラツィオ専門サイト『La Lazio Siamo Noi』が4月18日に伝えた。

「現時点で古巣復帰は不可能という。選手は違う経験をし、他リーグにトライする考えというのだ。例えばプレミアリーグ。ドイツメディアによると、イングランドに行く機会があるようだ。より正確には、クリスタル・パレス。フランクフルト時代からよく知るオリバー・グラスナー監督と再会する。ひとつの可能性でしかない。だが、カマダの未来に関しては、すべての選択肢を有効とする必要がある」

 ラツィオのアンジェロ・ファビアーニSDは先日、残留か退団か、選手の意向は誰も知らされていないと話した。ラツィオでの今後、そして移籍する場合の新天地と、この夏の鎌田の選択には大きな注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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