マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、ルートン・タウン戦で猛威を振るった前線の“2枚看板”について言及した。27日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。


 FAカップ5回戦が現地時間27日に行われ、大会連覇を目指すマンチェスター・シティは敵地『ケニルワース・ロード』でルートン・タウンと対戦し6−2の大勝を収めた。この試合で一際輝きを放ったのがノルウェー代表FWアーリング・ハーランドとベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネだ。ハーランドは3分の先制点を皮切りに合計5度もゴールネットを揺らし、デ・ブライネはそのうち4つをアシスト。チームの準々決勝進出に大きく貢献した。


 データサイト『Opta』によると、プレミアリーグ所属選手が1試合で1人の選手に3度以上のアシストを記録するのは、2022年10月のエジプト代表FWモハメド・サラー、ポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタ(共にリヴァプール)以来とのこと。異次元の活躍を見せた両選手には驚きと称賛の声が集まっており、イギリス紙『マンチェスター・イブニング・ニュース』はルートン・タウン戦の採点にてデ・ブライネに「9点」、ハーランドに満点となる「10点」をつけている。


 圧巻の快勝劇で連覇へまた一歩近付いたマンチェスター・シティ。試合後にインタビューに応じたグアルディオラ監督は「選手たちは試合の流れを完璧に読んでいた。全ての選手が3、4タッチでボールを動かし、相手の組織を動かす必要があった。それを非常にうまくやってくれたよ」とチーム全体を称賛しつつ、ハーランドとデ・ブライネの関係性について次のように語った。


「全員が貢献してくれたが、ケヴィンとアーリングの繋がりは素晴らしかった。アーリングはビジョン、クオリティ、寛大さを持った選手を必要としている。そして、ケヴィンはゴール前でそれほど利己的ではないので、アーリングの動きを必要としているんだ。我々は彼らがどれほどアグレッシブであるかということを理解している」


「私の唯一の懸念は、アーリングが2カ月間も離脱していたことだ。リズムを取り戻すのは簡単ではないが、試合ごとに良くなっているし、それはケヴィンも同様だ。彼らは一歩ずつ戻ってきているよ」


 また、ハーランド自身もデ・ブライネとの連携について言及。「彼と一緒にプレーできて嬉しいよ。関係性は非常に良い。僕たちはお互いが何を望んでいるのかを理解しているんだ」と手応えを口にしている。



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