バイエルンがレアル・ソシエダ所属のスペイン代表MFマルティン・スビメンディに引き続き関心を寄せているようだ。25日、ドイツメディア『スカイスポーツ』やスペイン紙『アス』が伝えている。


 現在25歳のスビメンディは守備的MFを主戦場とするプレーヤー。レアル・ソシエダの下部組織出身で、2018−19シーズン途中にトップチームデビューを果たした。その後は中盤の主軸に定着すると、ここまで公式戦通算185試合に出場し8ゴール7アシストをマーク。2021年6月にデビューを飾ったスペイン代表ではここまで国際Aマッチ通算5試合に出場している。


 レアル・ソシエダと2027年6月末までの契約を締結しているスビメンディだが、以前からメガクラブ移籍の噂が絶えない。実際に昨年夏の移籍市場では、バルセロナが既に退団が決まっていた元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツ(現:インテル・マイアミ)の“後釜”に据えるべくオファーを画策。現在でもミケル・アルテタ監督が中盤の戦力拡充を望んでいるアーセナルからの関心が明らかになっている。


 今回の報道によると、バイエルンもスビメンディに関心を寄せており、夏の移籍市場の獲得候補としてリストアップしているとのこと。以前にもレアル・ソシエダの試合にスカウトを派遣したことが報じられていたが、依然として25歳のスペイン代表MFの動向を注視し続けているという。なお、レアル・ソシエダは同選手の移籍金として、6000万ユーロ(約98億円)以上を要求しているようだ。


 バイエルンを巡っては、かねてから守備的MF補強の噂が挙がっており、直近ではドイツ代表MFジョシュア・キミッヒの去就が不透明とも伝えられている。果たして今シーズン終了後に新監督を迎える同クラブは、スビメンディの獲得に乗り出すのだろうか。今後の動向に注目が集まる。