ビジャレアルは26日、MFダニ・パレホと2026年夏まで契約を延長したことを発表した。


 明確なプレービジョンと類稀なるアイデア、それを実現可能とする技術を兼ね揃えた“頭脳”が、さらに2年間、イエローサブマリンを動かすことになる。1989年4月16日生まれのパレホは現在34歳。レアル・マドリードのカンテラ出身だが、トップチームでは大成することがなかった同選手は、2009年夏に加入したヘタフェと2011年夏から9シーズン在籍したバレンシアで功成り名を遂げる。2017−18シーズンには、UEFAが選出するラ・リーガベストイレブンに名を連ねるほどの活躍だった。


 ビジャレアルに加入したのは2020年夏。すぐさま、当時のウナイ・エメリ監督から絶大な信頼を寄せられたパレホは、2020−21シーズンのヨーロッパリーグで12試合に出場し3アシストをマークするなど、クラブ史上初となる同大会優勝の立役者になるという形で応えた。さらに、翌シーズンのチャンピオンズリーグ4強入りにも大きく貢献。クラブ在籍4年目、ここまで公式戦通算182試合に出場し12得点31アシストを記録している。


 先のウナイ・エメリ氏、キケ・セティエン氏とパチェタ氏、そして現在指揮を取るマルセリーノ・ガルシア・トラル監督と、ビジャレアルで師事した4人全員の指揮官から決定的な役割を任されているパレホ。イエローサブマリンの“頭脳”が、勝利という目的地に向けた航海をコントロールする。



【契約延長】ビジャレアルと契約を延長したパレホ