レヴァークーゼンに所属するスイス代表MFグラニト・ジャカが、3冠達成への意欲を語った。7日、ドイツ紙『ビルト』がコメントを伝えている。


 クラブ史上初のマイスターシャーレ獲得が目前に迫っている。現地時間6日に行われたブンデスリーガ第28節、ウニオン・ベルリンの本拠地『アルテ・フェルステライ』に乗り込んだレヴァークーゼンは、前半終了間際にドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツが挙げたPKによる1点を守り抜き、完封勝利を収めた。


 逆転での12連覇達成を狙う2位バイエルンは、同じ日に行われた一戦でハイデンハイムに2−3と逆転負け。これにより、レヴァークーゼンとバイエルンの勝ち点差は「16」まで拡大し、前者が次節ブレーメン戦に勝利すれば、無条件で初のリーグ制覇が確定する状況となっている。昨年夏にアーセナルから加入し、今シーズンここまで公式戦39試合に出場しているジャカは、ウニオン・ベルリン戦後に次のように語った。


「今日はタイトルについて話しても良いと思っている。なぜなら、僕たちは歴史を作ることができるからだ。クラブ史上初のチャンピオンになれるんだ。バイエルンとハイデンハイムの試合結果は、試合終了のホイッスルが鳴った直後に聞いたよ。もちろん、まずは自分たちが勝ち点『3』を獲得したことに満足している。しかし、バイエルンが敗れ、来週ドイツチャンピオンになれる可能性があると思うと、2倍嬉しいよ」


 今シーズンはブンデスリーガだけでなく、他のコンペティションでも強さを見せつけているレヴァークーゼン。開幕から続く無敗記録は「41」まで伸びており、DFBポカールで決勝、ヨーロッパリーグ(EL)でベスト8に進出するなど、現時点で3冠達成の可能性が残されている。ジャカも「僕たちには達成したい目標があった。1つ目はDFBポカール決勝進出で、それは既に達成した。ブレーメン戦で2つ目の目標を達成できるだろう。そうすれば3つ目の目標が生まれる。ELで何かを成し遂げられるかもしれないね」と全てのタイトル獲得への意欲を示した。


 ブンデスリーガ制覇がかかるブレーメン戦は、日本時間の15日午前0時30分にキックオフを迎える。