エールディヴィジ(オランダ1部)第30節が13日に行われ、AZの菅原由勢が今季リーグ戦4ゴール目を記録した。


 エールディヴィジが選ぶ3月のチーム・オブ・ザ・マンス(月間ベストイレブン)にも選出された菅原は、第30節のヴァールヴァイク戦でリーグ戦10試合連続のスタメン出場を果たした。


 AZは試合開始からわずか3分でヴァールヴァイクのデイビット・ミンに先制点を奪われると、41分には菅原のパスミスからデイビット・ミンにロングシュートを決められ、前半を0−2で折り返す。


 苦しい展開となったが、66分に菅原が前半のミスを取り返す。右サイドでボールを受けた菅原はドリブルでじりじりと相手を押し下げ、外側のイブラヒム・サディクにボールを預ける。菅原は内側に入りながら相手の背後を突き、ペナルティエリア内に侵入してボールを引き出すと、角度のないところから強烈なシュートを逆サイドネットに突き刺した。菅原はこれで今季の個人スタッツを4ゴール8アシストとした。


 菅原のゴールで勢いづいたAZは、75分にサディク、77分にエヴァンゲロス・パヴリディスが立て続けにゴールを奪取。2点差をひっくり返して、逆転勝利を収めた。


 この結果、AZは勝ち点を「55」まで伸ばし、チャンピオンズリーグ(CL)予選圏内の3位トゥウェンテ(1試合未消化)との勝ち点差を5ポイントまで縮めた。


【スコア】

AZ 3−2 ヴァールヴァイク


【得点者】

0−1 3分 デイビット・ミン(ヴァールヴァイク)

0−2 42分 デイビット・ミン(ヴァールヴァイク)

1−2 66分 菅原由勢(AZ)

2−2 75分 イブラヒム・サディク(AZ)

3−2 77分 エヴァンゲロス・パヴリディス(AZ)