現在公式戦6連勝中と波に乗るバルセロナについて、15日付けのスペイン紙『マルカ』がその要因や展望を伝えている。


 12日に行われたラ・リーガ第31節カディス戦に勝利し、公式戦6連勝を飾るとともに直近13戦無敗としたバルセロナ。同紙その要因のひとつして、まず負傷により戦列を離れていた選手たちの復帰を挙げた。GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲン、DFイニゴ・マルティネス、DFアンドレアス・クリステンセン、MFフレンキー・デ・ヨング、MFペドリ、FWハフィーニャ、FWロベルト・レヴァンドフスキ、FWフェラン・トーレスらが復帰し、チームに良い影響を与えていると分析。


 また、シャビ監督の「戦術的な決定」も復調の要因に挙げられており、特にクリステンセンを守備的ミッドフィルダーのポジションに配置したことが好例だと伝えられている。「デンマーク人は相手の速いトランジションを防ぎ、チームに安定感をもたらした」と評した。また、DFジュール・クンデを右サイドバックに配置したことに関しても、同紙は好影響を生み出したと報道。「特に10日(UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦:パリ・サンジェルマン戦)では(キリアン・)エンバペに対しての優れたキーマンだった」と、シャビ監督の采配を称えている。


 次戦は16日に行われるCL準々決勝第2戦PSG戦、そしてその次の試合はラ・リーガ第32節レアル・マドリード戦(21日)とビッグゲームでの連戦を控えるバルセロナ。現在の勢いそのままに今シーズンのタイトル獲得に近づけるか、その戦いに注目が集まる。