レスターのチャンピオンシップ(イングランド2部リーグ)優勝が確定した。


 既に最短1年でのプレミアリーグ復帰を決めているレスターは、現地時間29日に行われたチャンピオンシップ第45節でプレストンと対戦。今節は2位リーズと暫定3位イプスウィッチ・タウンが共に勝ち点を落としており、前節終了時点で首位のレスターは勝利すれば自力での優勝が確定する状況となっていた。


 敵地に乗り込んだレスターは序盤からゲームを優位に進めると、36分にジェイミー・ヴァーディのゴールで先制に成功。52分にヴァーディが再びネットを揺らすと、67分にはケイシー・マカティアがダメ押しゴールをマーク。3−0で勝利したレスターが、リーズおよびイプスウィッチ・タウンとの勝ち点差を「7」に広げ、最終節を残して8シーズンぶり通算8度目のチャンピオンシップ優勝を決めた。


 就任初年度でタイトルを獲得したエンツォ・マレスカ監督は、イギリスメディア『スカイスポーツ』を通じて「厳しく、素晴らしいシーズンだった。チャンピオンシップでの戦いは非常に激しく、厳しいものだったが、私はとても幸せだよ。今はこの特別なクラブをプレミアリーグに戻したことを喜ぶ時だ。我々はそれに値すると思っている」とコメントした


 また、今シーズンここまで公式戦通算20ゴールを挙げているヴァーディも「大満足だよ。これがシーズン始めの僕たちの目標だったが、逆の方向に進む可能性があることも理解していた。(マレスカ)監督がやって来て、僕たちがどのようにプレーして欲しいか、そしてファンの声に耳を傾けて欲しいと伝えてくれた」と喜びを語っている。


 なお、残り1つの自動昇格枠は、勝ち点「90」で並ぶ2位リーズか3位イプスウィッチ・タウン(1試合未消化)のどちらかに渡ることに。また、4位サウサンプトンの昇格プレーオフ出場権獲得が決まっており、残りの2枠を5位ノリッジ、6位ウェストブロムウィッチ、7位ハル・シティの3チームが争っている。