防御率0.98、奪三振率10.31の山下

オリックス山下舜平大と広島コルニエルのインフォグラフィック


オリックスの超新星・山下舜平大が1日の広島戦(京セラドーム大阪)に先発する。一軍初登板で開幕投手に抜擢されてから、ここまで6試合登板で無傷の4連勝。しかも防御率0.98と驚異的な成績を残している。

190センチの長身で、しなやかなフォームから投げ下ろす球威抜群のストレートは平均153.9キロ。変化球はカーブとフォークのみだが、36.2回で42三振を奪っており、奪三振率は10.31をマークしている。

前回5月23日の楽天戦(ほっともっと神戸)では7回2安打無失点の好投で田中将大に投げ勝った。首脳陣の配慮で登板間隔を空けて起用されており、前回から中8日のマウンド。一軍では初めてのセ・リーグとの対戦となるが、物怖じする心配はないだろう。

福岡大大濠高から2020年ドラフト1位で入団した20歳。新人王有力候補の大型右腕がまたも快投を見せるか。

5試合登板もいまだ未勝利のコルニエル

一方、広島の先発はロベルト・コルニエル。カープアカデミーから来日4年目の右腕は、今季5試合に登板して勝ち星なしの3敗、防御率4.40と苦しんでいる。

194センチの長身から150キロ超のストレートにツーシーム、スライダー、フォーク、カーブを投げ分ける。勝ち星がないとはいえ、角度があるため相手打者が打ち崩すのは簡単ではない。4月21日のDeNA戦(マツダ)では味方の援護に恵まれず負け投手になったものの、7.2回4安打1失点と好投している。

相手先発が山下だけに先制点は与えたくない。コルニエルが試合を作ることが勝利への大前提と言えるだろう。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【交流戦】
日本ハム・加藤貴之−ヤクルト・サイスニード(エスコンF)
西武・宮川哲−阪神・伊藤将司(ベルーナドーム)
楽天・瀧中瞭太−DeNA・東克樹(楽天モバイル)
ロッテ・L.カスティーヨ−巨人・山﨑伊織(ZOZOマリン)
ソフトバンク・J.ガンケル−中日・柳裕也(PayPayドーム)

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