2024年4月25日(木月)〜29日(祝・月)新宿・シアターブラッツにて、ドナルド・ビーヴァンとエドモンド・トルチンスキーによるブロードウェイの舞台劇をプロデュース企画「日本の劇団」の第二劇として、『第十七捕虜収容所』が上演されることが決定した。

「日本の劇団」とは、10年以上続く老舗劇団の劇団員からそれぞれ代表者一名が参加し、出演者全員劇団員のみで構成される企画。クオリティよりも集客率の高い役者を集めて上演する小・中劇場演目が増え、飽和状態になっている昨今の演劇界の中で、個人の集客力ではなく、日本で活動する老舗劇団の中でも粒だった存在感を示し、演技のクオリティを重視したプロの演劇人のみで演劇を作り、作品の面白さを伝えていくという思いでつくられた。

本公演に出演するのは、多田直人(キャラメルボックス)、浅野康之(劇団鹿殺し)、倉貫匡弘(TRASHMASTERS)、鈴木翔音(スタジオライフ)、岡本篤(劇団チョコレートケーキ)、鹿野宗健(劇団青年座)、井上ほたてひも(ポップンマッシュルームチキン野郎)、原口健太郎(劇団桟敷童子)、永澤洋(花組芝居)、渡辺慎平(劇団昴)、花戸祐介(クロムモリブデン)、栗原功平(劇団スーパー・エキセントリック・シアター)。

日本を代表する全十二劇団から選りすぐりの劇団員達が集結し、アメリカ軍の捕虜が多数収監される1944年のドイツ軍捕虜収容所を舞台に繰り広げられるサスペンス会話劇を圧巻の演技で表現する。

【あらすじ】
ある日の夜、ドイツ軍の「第十七捕虜収容所」に収監されている二人のアメリカ人捕虜が仲間に見送られ脱走を試みるも失敗。
「この中にスパイがいる」。
個性豊かな登場人物が織りなす、少しおかしくて時にシリアスなヒューマンストーリー。