元日本サッカー協会会長で、Jリーグ初代チェアマンも務め、現日本トップリーグ連携機構会長の川淵三郎氏(87)が23日、東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれた春の園遊会に招待され、出席した。

 昨年、文化勲章を受章した川淵氏は、天皇陛下から「サッカーと、そしてバスケット…」と両スポーツでの功績について問われた。川淵氏は「バスケットはこの前、沖縄のワールドカップで日本中が活性化して、多くの人に喜んでもらって、本当にうれしかったですね」と、昨夏に沖縄で行われたW杯で、男子日本代表がパリ五輪出場権を獲得したことに言及した。

 W杯にはNBAレーカーズに所属する八村塁は出場しなかった。川淵氏は「八村塁がNBAで大活躍していますから、今度のオリンピックも彼は出たいと言っているらしいんでね…これまだ公にまだ言っちゃまずいのかもしれませんが」と天皇、皇后両陛下の前で情報をポロリ。「でも今度のパリオリンピックも頑張ってくれると思います」と話していた。

 サッカーは、U―23日本代表が22日、パリ五輪アジア最終予選を兼ねたU―23アジア杯1次リーグで韓国に0―1と惜敗。B組を2位で通過した。「次のオマーン(実際にはカタール)戦で頑張れば。出場できると思いますけど」と語っていた。