子宮体がんと診断され子宮と卵巣の全摘手術を受けたことを7日に公表した歌手の藤あや子(62)が8日、自身のブログを更新。改めて現在の心境をつづった。

 藤は「昨日から多くのメッセージを頂きましてありがとうございます!」と投稿。

 「同じ病気を経験された方があまりにも多くとても驚きました。女性特有のことなので発表することに一瞬ためらいはありましたが皆さんからのメッセージを読ませて頂きとても励みになりました」と、応援の声に感謝した。

 「時々痛みはあるものの順調に回復しております。毎年検査はしておりますが、やはり大事なのは早期発見です!!少しでも体調に変化があったら後回しにしないで病院に行きましょうね」と呼びかけた。

 所属事務所によると、がんは先月人間ドックで発覚し、今月に入って手術を受けた。藤はすでに退院しており、体調も良好。月内には仕事復帰する予定という。

 ◇子宮体がん 子宮がんは、子宮の袋状の部分(体部)にできる子宮体がんと、入り口部分(頸部=けいぶ=)にできる子宮頸がんに分けられる。体がんは、子宮内膜から発生するものがほとんどで、進行すると頸部、膣(ちつ)、卵巣、リンパ節に広がる。肺や肝臓など離れた臓器に転移することもある。発症のピークは50歳〜60歳代。年齢が高くなるほどリスクも上がり、特に閉経後は発症に注意が必要。治療は、子宮や卵巣、卵管の切除が標準。5年生存率は約80%。