憧れや目標となるママを選ぶ「第16回ベストマザー賞2024」授賞式が9日に都内で行われ、タレントのpeco(28)、元なでしこジャパンでタレントの丸山桂里奈(41)、歌手のBENI(38)、フリーアナウンサーの川田裕美(40)、モデルでタレントの優木まおみ(43)が出席した。

 5つに分けられた部門ごとに発表され、「芸能部門」peco、「音楽部門」BENI、「スポーツ部門」丸山、「文化部門」川田、「社会経済部門」優木がそれぞれ受賞した。

 笑顔で登場したpecoだったが、受賞した思いを聞かれると熱い思いがこみ上げた。

 「この度は、こんなにも光栄な賞を受賞させていただき本当にありがとうございます。ベストマザー賞のお話を聞いた時、正直うれしくて涙を流してしまいました。23歳になった直後に息子が生まれてきてくれて、今5歳となった息子がここまで大きくなれるまで、私たち家族の中では本当に色々なことがありました」と振り返り、「いつだって“ママである”ことが、自分自身を強く、そして背中を押してくれました。私が自分のなりたい“ママ”でいられるのは、“ママ”であることを一番に考えたいという私の思いを尊重してくださる周りの関係者の方々や、家族の支えがあってです」と感謝を口にした。

 「今日も帰って息子にガミガミ言ってしまうかと思うんですけど、私なりのやり方でたくさんの愛を伝えていけたらなと思います。」と息子への愛を伝え、大粒の涙を流しながら「私をママにしてくれた息子とryuchellにこれからも感謝していきたいと思います」と愛息子と天国のryuchellさんへの思いを語った。

 授賞式後の報道陣の取材に対し、スピーチをした時の思いを聞かれ「本当にシンプルにうれしさ。あと、色んなことがあったなと。こうやってママとして奮闘していることを見てくださっているんだなと思って、(涙が)こみ上げてきました」と説明。

 息子は「本当にすんごくryuchell似ている。表情やとにかく優しい部分。私ではなくryuchellを受け継いでいるな」としみじみ。また、関西出身のpecoはせっかちだが、沖縄出身のryuchellさんに似て息子は「本当にのんびり屋さん。当たり前だけど、ホンマに血つながってんねんなと思います」と微笑んだ。

 pecoは16年12月28日にryuchellさんと結婚し、18年7月11日には第1子となる男児が誕生。その後、22年8月に法的な夫婦関係を解消し「人生のパートナー」として暮らしていくことを、それぞれのインスタグラムで報告。「新しい家族の形」として離婚届提出後も長男と3人で暮らしていくとしていた。23年7月にryuchellさんが急死。突然の別れが訪れた。現在は5歳愛息のママとして子育てに奮闘している。