メジャー通算322セーブをあげているパイレーツのアロルディス・チャプマン投手(36)が不適切な行為のため、MLBから2試合出場停止と罰金を科されたと18日(日本時間19日)、米記者が報じた。

 米「USAトゥデー」の記者、ボブ・ナイチンゲール氏は自身のX(旧ツイッター)に「MLBはパイレーツのリリーバー、アロルディス・チャプマンが月曜日のメッツ戦の8回裏の不適切な行為により、2試合の出場停止と罰金を科すと発表した」と投稿した。

 チャプマンは15日(同16日)のメッツ戦で3−3の8回に登板。1死から振り逃げで出塁を許すと、四球、盗塁を挟み1死二、三塁からベイダーに左翼への適時二塁打を浴び、勝ち越しを許した。

 

 その後、球審に何かを発言したとみられ、退場処分を受けていた。

 全米野球記者協会に所属するフランシス・ロメロ記者も自身のXでチャプマンの出場停止について報じ、退場処分は「MLBでのキャリア初」と記した。

 キューバ出身のチャプマンは亡命後、10年にレッズでメジャーデビュー。ヤンキースなどを経て、ロイヤルズでプレーしていた昨季途中にレンジャーズに移籍。レ軍では30試合で2勝3敗、4セーブ、防御率3・72。世界一にも貢献。今季からパイレーツに加入した。メジャー史上最速105.8マイル(約170.3キロ)を誇る剛腕投手として知られている。