ドラマ『涙の女王』で悪役を演じている俳優パク・ソンフン(39)が、グローバルなヴィランとして定着し全盛期を迎えた。
2022年に公開されたNetflixドラマ『ザ・グローリー〜輝かしき復讐〜』の校内暴力加害者“チョン・ジェジュン”役で顔を知らせたパク・ソンフンは、今最も人気の高いドラマ『涙の女王』では、ペク・ヒョヌ(演者キム・スヒョン)とホン・ヘイン(演者キム・ジウォン)の間を邪魔する“ユン・ウンソン”を演じ、視聴者の怒りを買っている。
視聴者がユン・ウンソンに憤りを感じれば感じるほど、俳優パク・ソンフンの株価も高騰している状況だ。それほど彼の演技が上手いという証明に他ならないからだ。

悪役の代名詞に!

パク・ソンフンが演じる『涙の女王』のユン・ウンソンは、幼い頃、母親に捨てられたというトラウマを持っているキャラクター。その傷は、ホン・ヘインに対する狂気に近い執着と、反社会的な人格につながった。
大人になった後も、ホン・マンデ会長(演者キム・ガプス)の歓心を買うために、1億ウォン(約1000万円)を支払って買った犬を銃で撃って殺すと脅迫したりする。ソシオパスに近い。
先立ってパク・ソンフンは、『ザ・グローリー』でも“純粋悪”に近いチョン・ジェジュンを演じて注目された。
チョン・ジェジュンは共感能力が足りない、残忍な悪人だ。『涙の女王』のユン・ウンソンと同じように、反社会的な人格障害性向が明らかとなり、ここに怒り調節障害まで見せた。「色弱」という劣等感も持っている。
そんなチョン・ジェジュン役の印象があまりにも強烈だったため、パク・ソンフンは『涙の女王』の現場でも「チョン・ジェジュン」と呼ばれたという。
視聴者も同じで、『涙の女王』のリアルタイムコメントで彼を「チョン・ジェジュン」と呼ぶコメントをよく見ることができる。
一部の視聴者は、『ザ・グローリー』でチョン・ジェジュンに真の教育を行ったハ・ドヨン(演者チョン・ソンイル)を連れて来いとコメントし、笑いを抱かせた。
いずれにしても注目を集めているパク・ソンフンは、『涙の女王』終映後、Netflixドラマ『イカゲーム』シーズン2で帰ってくる予定だ。彼の役割はまだ公開されていない。
『ザ・グローリー』のチョン・ジェジュン、『涙の女王』のユン・ウンソンで、韓国ドラマ界を代表する悪役俳優に生まれ変わったパク・ソンフンが、『イカゲーム』シーズン2でどんな変身を見せるか楽しみだ。
◇パク・ソンフン プロフィール
1985年2月18日生まれ。2008年の映画『霜花店(サンファジョム)運命、その愛』でデビュー。ドラマ『スリーデイズ』『六龍が飛ぶ』『嫉妬の化身〜恋の嵐は接近中!〜』などに出演し、2018年の『たった一人の私の味方』で知名度が上昇。2022年のNetflixドラマ『ザ・グローリー〜輝かしき復讐〜』で“悪役”チョン・ジェジュンを演じてブレイクした。プライベートでは2022年8月、2017年3月から公開恋愛してきた女優リュ・ヒョンギョンと破局している。