警察庁のウ・ジョンス国家捜査本部長は4月1日、記者懇談会を通じて「3月29日、オ・ジェウォンとともに代理処方疑惑で計10人を検察に送致した。麻薬を提供した上層部を引き続き捜査している」と明らかにした。
また、元・現役プロ野球選手の関連性については「捜査中なので確認することはできない」と言及を避けた。
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これに先立ち、オ・ジェウォンは去る3月10日、一緒にいた女性の通報によって麻薬関連の調査を受けたが、容疑を強く否認した。実際、当時の麻薬簡易試薬検査では陰性が出た。ただ、オ・ジェウォンの麻薬投薬の手がかりを追加で確認した警察は、19日に逮捕令状の発行を受け、オ・ジェウォンの身柄を確保し、拘束令状を申請した。
22日、オ・ジェウォンの令状実質審査を引き受けたソウル中央地裁のキム・ミギョン部長判事は、「逃走する恐れがある」という理由で拘束令状を発行した。
警察は29日、オ・ジェウォンを麻薬類管理法違反及び暴行の疑いでソウル中央地検に送検した。
オ・ジェウォンは、同僚選手と自身が運営する野球アカデミーの受講生や保護者に対し、睡眠薬を代わりに処方してもらうよう要求したという。
韓国代表でも2014年仁川(インチョン)アジア大会、2015年プレミア12、2017年WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に出場するほど、優れた技量が認められた選手だった。
特に2015年プレミア12では、日本との準決勝で則本昂大(33、東北楽天ゴールデンイーグルス)相手に代打でヒットを打つなど、印象的な活躍で韓国の優勝に貢献したこともある。
その後、相次ぐ騒動によって自ら解説業を降りたオ・ジェウォンは、ソウル某所で野球アカデミーを運営していた。
(記事提供=OSEN)