第84回桜花賞(GI、芝1600m)が行われる阪神競馬場の馬場情報が7日、JRAより発表され、芝・ダートともに「良」のスタート。

芝のクッション値は「9.3/標準」、芝の含水率はゴール前10.9%、4コーナー11.7%。週中の雨の影響はなく、桜花賞は1分32秒台に突入か。

■前日・阪神牝馬Sに多数のヒント

桜花賞と同コースで行われた土曜阪神11R・阪神牝馬S(マスクトディーヴァ)は芝1600m1分33秒0と、例年と遜色ない好時計が出た。

好発から道中4番手につけた勝ち馬マスクトディーヴァは上がり3F33秒0、中団から追い込んだ2着ウンブライルと3着モリアーナは32秒9と、速い上がりが求められている。

土曜阪神芝に内外の極端な優劣は見られなかったが、道中インを通り直線で内から4、5頭ぶんを通るシーンが目立った。桜花賞も「好位差し」が理想か。脚質と枠で見れば、2枠のイフェイオンキャットファイト、4枠のコラソンビートの好位集団は警戒したい。

また、阪神牝馬Sではキングカメハメハの血を内包した馬の好走が目立ち、阪神牝馬Sの勝ち馬マスクトディーヴァ、2着ウンブライル、4着シングザットソング、5着ドゥアイズと4頭が掲示板を占有。

桜花賞で血統表にキングカメハメハの名前があるのは、ステレンボッシュチェルヴィニアハワイアンティアレセシリエプラージュテウメッサ。とくに前週の大阪杯1、2着と同配合のハービンジャー×キングカメハメハとなるチェルヴィニアは注目だ。

2024年桜花賞(4月7日)

含水率 └ゴール前=芝10.9%|ダ6.2% └4コーナー=芝11.7%|ダ8.7% 芝のクッション値=9.3[標準]

2023年桜花賞(4月9日)

含水率 └ゴール前=芝10.8%|ダ9.9% └4コーナー=芝9.9%|ダ10.6% 芝のクッション値=9.4[標準]

2022年桜花賞(4月10日)

含水率 └ゴール前=芝10.2%|ダ1.7% └4コーナー=芝10.5%|ダ1.9% 芝のクッション値=10.0[やや硬め−標準]

(SPREAD編集部)